2007-02-20 第166回国会 衆議院 予算委員会 第12号
私ども引揚者の大半は、やはり国に捨てられたと思っています。この方々は、日本へようやく帰ってきて、また捨てられている、こうお感じになっている。 満州という国は、いろいろまだ研究も進んでおりませんが、あの満州国の予算というのはほとんど日本の予算でやってきたわけですね。そういうことが一つ。 それから、奥地へ行かれた方、開拓で行かれた方は、本当に日本国内でも非常に苦しい環境を打ち破るために行かれた。
私ども引揚者の大半は、やはり国に捨てられたと思っています。この方々は、日本へようやく帰ってきて、また捨てられている、こうお感じになっている。 満州という国は、いろいろまだ研究も進んでおりませんが、あの満州国の予算というのはほとんど日本の予算でやってきたわけですね。そういうことが一つ。 それから、奥地へ行かれた方、開拓で行かれた方は、本当に日本国内でも非常に苦しい環境を打ち破るために行かれた。
丸裸にされた私ども引揚者は、生き延びることを一生懸命に心配して、執拗に運動を続けてまいりました。昭和二十六年の批准国会で、吉田首相から、連合国に戦争賠償の担保として没収された在外財産については国が補償すべきものである、かように答弁されたのをきっかけに、内閣は第一次、第二、第三次と審議会を設置しまして、昭和三十二年と同四十二年の二回に法律措置を講じてくれました。
また、政府と自民党は覚書をつくりまして取り交わしをしておられまするけれども、これは自由に勝手にやった問題でございまして、当事者の私ども引揚者には何らの相談もございません。このような状態でありますことを申し上げておきます。
○山下(春)委員 江下局長の細心な御注意を払いつつの御努力まことにありがたいと思いますが、私どもの耳に入るところでは、ソ連からお帰りの方に対してはイデオロギー的な不安がないけれども、中共からの引揚者に対しては多少それらの不安もあるかのような風説があることを耳にいたしておりますが、これは大へんな間違いで、多少なるほどそういう風潮は私ども引揚者を舞鶴へ迎えに行っても感ずるのでありますが、それは内地におる
○宮崎政府委員 住宅問題につきましては、私ども引揚者に対します最も大事な仕事は、就職の問題、住宅の問題、生業資金の問題である、こういうつもりで努力いたしておるのでございます。